ゆる受験とは勉強しないことではない
そもそも、多くのブログでゆる受験という言葉を目にしますが、
私にとっての「ゆる受験」は、決して子どもを勉強させないことではありません。
むしろ勉強はしっかりやらす必要があると思います。
一番気をつけたいことは、
「小学校6年生の時に、子どもを追い詰めないこと」です。
なぜ小学校6年生限定かというと、
漫画「2月の勝者」にもあるように、
親がおかしくなるのが、子どもが小学校6年生の時だからです。
最も子どもを追い詰めてしまう時期
実際、ゆる受験を自分に誓った私も、秋は過去問の点数に愕然とし、
冬休みから受験1週間前までは、なにかに追い詰められるような感覚でした。
塾の宿題もラストスパートのような量になり、どうやって過去問をやらすんだ!と
多くの親が叫びたくなる時期です。
自分でも、この時期は子どもを追い詰めていたなぁと感じます。
もちろん勉強時間に比例せず、過去問の点数もやってもやっても上がりません。
試験の前日は、息子が爆睡する横で、20分ごとに不安で目が覚める状態でした。
合格発表後のシュミレーションを何度もしました。落ちてた時、受かっていた時。
それはそれは、はじめての体験でした。
自分の合否を見るほうがなんと楽だろうとおもいました。
長男・長女だから感じる不安
下の子の受験はここまでの不安を感じることはないでしょうが、
長男・長女の中学受験は、経験したことがない不安が親に襲ってきます。
すべての親にとってはじめての体験がやってくるので、
不安で当たり前です。
また失敗しても良いと自分と子どもに言い聞かせながらも、
絶対に失敗できない!とも私は感じていました。
このような不安と戦うためにも、親は小学6年生に向けて
「スタミナを温存」しといてほしいと思います。
だからこその「ゆる受験のススメ」です。
そして、その極意が「公文式」だと思っております。
受験戦争という戦場に子どもを送り込むために
塾は宿題の追い込みや、小テストでのクラス替えなど
さながらそこは戦場です。
保護者の支援物資が豊富で、補給路線がしっかりしているのであれば、
心身ともに強いスタミナのある兵士(息子・娘)なら、最後まで戦い抜けると思います。
しかし、我が家のように、フルタイム共働きで物資が不足した、補給路線の脆弱な状況では、
最後まで息子は戦い抜けないと早々に判断しました。
実際、送り迎え、宿題、プリントの管理と小学6年生の時は、
私たち夫婦もフラフラでした。
塾は試合(戦場)の場!公文式は筋トレの場!
だからこそ、公文式を多くの方にすすめたいと思います。
「東大生の3人に1人が公文式」や、
佐藤ママも公文式をすすめているということもあり、
公文式については、多くの方が精通されていると思います。
もちろん、私も公文式に関しては、公文式の創設者「くもんとおる」の本を読むなど、勉強していました。
(ここでは、公文式と中学受験の親和性の低さの話題は割愛します)
ゆる受験にとって、なぜ公文式が良いのか…、
それは、公文式は親の都合や子どもの体調に合わせて「休める」ことです。
塾を月2回休むことは、受験を経験した親御さんであれば、
その大変さは分かると思います。
補習動画を見て、小テストをして、宿題をしてと、もうその週はまわらなくなります。
しかし、公文式は、急がば回れで少し休むことで、
脳がパワーアップすることがあります。
これは、公文式を子どもにやらせている親御さんならよく知っている現象だと思います。
私は、これを「サイヤ人の仙豆効果」と呼んでいます。
私の息子は、難しくなった公文の国語を2年休んだことで、爆発的に国語が伸び、
今では、小学校6年生でK教材をすすめております。
正直、公文式で中学受験に対応することは不可能です。なぜらば、全く勉強の内容が違います。
でも、限界まで公文式で筋トレをおこない、試合(戦場)に出ることで、圧倒的に塾で楽をすることはできます。
私は、マンボウ式「ゆる受験の極意」は、公文式で基礎力を高めておくことだと考えております。
「ゆる受験」とは、勉強させないことではなく、
親と子どもがマイペースで受験にのぞめる環境のことだと思っております。
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