【中学受験】昨今の公立中学賛美について(公立か私立か)

中学受験

公立のメリット

昨今の中学受験ブログやYouTube、雑誌ネット記事等を見ていると、公立中学に進学してから、私立高校や国公立高校を狙った方が、コスパが良いという記事を良く目にします。

私も過去に、藤沢数希氏の「コスパで考える学歴攻略法」を読んだ時にその流れを知りました。

今では、公立中学進学をすすめることは、「じゅうそうけん(受験総合研究所)」や教育投資ジャーナリスト『戦記』さんのブログ等でも良く見かけるようになりました。

みなさん共通する主張は、中学受験で上位の2~3割層が国立私立中学へ進級するので、特に首都圏の高校入試は安易になることが予想されること。

また幼少期から英語を続けてきている子どもは特に高校受験が有利に働くこと。(確かに通塾しながら、小学校高学年で英語を続けるのは難しいと思います)

また子どもが自学自習が可能になり、親の負担が軽く、塾任せにしやすいこと。またお金の節約や給食があるというメリットが挙げられます。

はたして、公立中学から高校受験を狙うことにメリットは大きいのでしょうか。むしろ私は、公立中学への進学はデメリットが多いと思っています。

公立中学へ進むデメリット

1番のデメリットは、親が子どもの友人や先輩を選べないことです。

正直、私の息子も塾にも小学校(うちは小学校は公立です)にも友人や先輩はいましたが、友人や先輩の影響で進路を決めるということはありませんでした。

しかし、中学3年生にとっては、友人や先生、先輩の進路の影響はとても大きいでしょう。

実際成長の段階としても、この時期は親への依存が大きいので、親の反対を押し切ってまで、進路を変える子どもたちが少ないのはそのためです。

塾に通うのも、まわりの友人が遊んでる中勉強するのも、すべては親の喜ぶ顔が見たいだけです。

すべては親の喜ぶ顔が見たいだけ

小学校までの子どもたちは、「親に強く依存する」、そのような発達の段階を経ます。

しかし、中学3年生くらいになると、親の喜ぶ顔よりも、友人や先生、先輩や後輩の顔を思い浮かべて受験を頑張ります。

高校生になると、彼氏・彼女・自らの夢のためにとさらに目的が変わってきます。

となると、このような時期に親ができることは、環境を整えることとお金の応援のみです。

よく大学受験まで親が並走しているブログを見ますが、

「私は絶対に反対です」

その理由は、子どもの成長の段階にあっていないからです。

高校生は、親から独立し自我を形成する段階です。

この段階で不用意に関わりすぎると、子どもの自我が形成されません。

この時期は、見守り時期なのです。(ただ彼氏・彼女禁止の佐藤ママに対しては、この点は同意です。男女のことは、成長の段階以外の点で考えなければならないことがあります)

親が並走するのは理想は小6。遅くても、中2までというのが私の考えです。

子どもが高校へ行きたくないと言ったら

もし子どもが高校行きたくないや、N高校のような通信制の学校に行きたいと言った時に、親は「そうか!お前のきめたことだ!応援するよ!」と言ってやれる気概が親には必要です。

お笑い芸人になると言われても、応援する気概が必要です。ただ家族会議はした方が良いでしょう。

はたして、そんな気概を持つ親が、「中学受験」、「塾選び」、「私立 公立 どっち」という検索キーワードをかける親の何パーセント存在するのだろうか…。

「コスパ」や「学歴」という自らの指標で、子どもに中学受験をすすめる以上、親の価値観の押し付けが通用する年代までにしなければなりません。

そこを過ぎて、価値観の押し付けをすると、子どもが自分の選択に後悔し、人生をやり直したいと思わすことになってしまいます。

これ以上は子どもの発達と成長の話題ですのでまたの機会にさせていただきます。

他にも、このブログを見ていただける方に、公立中学を勧めない理由はたくさんありますが、それもまたの機会にさせていただきます。

大切なのは、

「子どもと並走できる時間は限られている。」

だから、貴重な時間を適切なお金

かけて応援してあげましょう💪

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