【教育論】おおたとしまさの本(公文と浜学園とSAPIX)

教育論

小学校受験より中学受験へ

私は、長男が生まれる前から、子育てに関して考えてきました。

そのため、色々な育児書を読みました。

それらの本の影響もあってか、小学校受験も最初は考えていました。

ただわが家は過保護ですので、子どもの登下校の心配を考えて、小学校受験は見送りました。

あと子どもの成長の面も考慮して、小学校受験は早熟の子を選びたい受験方法だとも思いましたので見送った経緯があります。

そのため、中学受験に私は興味を持ち、男子校や中高一貫校について書かれた本をよく読むようになりました。

特に自分が読んだなぁと思うのが、「おおたとしまさ」さんの本です。

おおたさんの著書として、有名なものは、割と昔から読んでいましたので、初期の著書から、昨年ベストセラーとなった「勇者たちの中学受験」までを呼んで感じたことがありました。

それは、おおたさんの現在の塾システムにおける中学受験に対しての社会へのメッセージがどんどん強くなっていることです。

最初は、男子校や中高一貫校の魅力を伝えることを生業としておられたと思いますが、2018年〜2019年頃から、世間のニーズもあってかメッセージ性が強くなります。

中学受験を望む親にいかに毒親が多く、子どもにとってその親が毒親になってしまうことです。

そして、今日までジャーナリストとして警鐘を鳴らしてこられました。

自分にも毒親の素養があるかも

長男は、その時ちょうど6歳だったのですが、私自身少し公文式にヒートアップしている時期でして、将来、おおたさんの言う毒親に自分もなるかもしれないと、危機感を持った記憶があります。

ちょうど、長男が英語で、年長の時にG教材に到達したことで、「公文未来フォーラム」への参加ができました。

その頃は、自分自身、自分の息子の将来に期待を持ってしまった時ではありました。

その後、長男の小学校入学を機に、同じ関西の別の地域に引っ越し、現在の公文の先生にであることになります。

その時は、自分の息子の、英語・算数(年長の時に、国語から英語に変更)の進度に自信を持っていたのですが…。

新しい教室の方針が、基礎をしっかり固めるという方針で、算数が2年分後退、英語は1年分後退と厳しい教室の判断でした。

最初は「なぜ?なんで?」と公文の先生に対して、不機嫌になったことを覚えています。

しかし、その後長男に起きることは、先生に言われたことばかりで、今でも算数のA教材が本当に大事だったなぁと感じます。

みなさんも、やはり自分の子どもの体調や性格は、親が一番分かっていると思いますが、勉強に関しては、先生たちはプロですので、言われたようにしてみると良いと思います。

急がば回れが公文式

ただ親としては、少しでも先に進みたい気持ちは良くわかります。

私もその一人でしたので。でも先生に言われて今でも記憶に残っている言葉が、

「進度の早い子は、気づけばもうこんな所まできちゃいましたね。って子ばかりです。」

っとおっしゃっていました。

その通りだと思います。

私の長男も現在は、小学生で高校のK教材国語をやっていますが、勝手にやってるイメージでとても楽しそうです。

ただもちろん、すべての勉強がそうではありません。

国語、算数、理科、社会、英語の中に何か1つでも好きな科目を見つけてくれると親は助かるのです。

実際、わが家も中学受験入試も完全に好きな教科に助けられました。

長男は、それの教科が国語と社会でした。ちなみに、理科も好きなんですが、物理分野が苦手です。

受験塾ではなく、公文式こそ廃課金勢に

中学受験後の今は、小学校の時に一度習った公文をもう一度G教材から復習しています。

ちなみに、長男は、年長で英語がG教材(中1相当)に達したので、私はおおいに期待したのすが…。

その後はいっこうに前に進まず、H2教材(中2相当)が終了したのは、小5の時です。

2年分の教材に、6年間も費やしてしまいました…。

中学受験までに、英検2級も夢ではない。と小学校入学前は考えましたが、甘くはないですね…汗

現在は、なんとか英検4級合格はした状態です…。

そんな長男ですが、中学入試終了後にやっている、今の英語の復習(G1〜H2)は楽しそうです。

浜学園に長男が通っていた時も、子どもの授業の終りを待っている時に、お母さん方の入試が始まる前までに、英検2級を目指した方が良いという声が聞こえてきますが、今思えば、それは良くないですね。

英語圏からの帰国子女ではない限り、それは、テクニックに頼った英検合格塾のテクニック合格です。

また英検もCBTで受験できますので、テクニックと課金に頼った合格です。

中学受験が終わった今だから思うことは、終わった直後に非常に楽しんで、今勉強している長男を見ていると、良い受験ができたなぁ〜と思うことです。

ある最難関の説明会で、校長先生がこんなことを言われました。

「本校の生徒は、入学すると全く勉強しなくなります。よほど、小学校の時に勉強をしてきたのでしょう。6年間は長いですよ。」

つまり、それが最難関校の悩みなのでしょう。

そして、それが今日の「おおたとしまさ」さんが取材の中で知った中学受験の現実なのだと思います。

小学校1年生からSAPIXへ入塾。

そんなことをしている場合ではありません。

でもSAPIXの出版している「SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること」にも、体験や家族の会話のことが多くかかれています。

ですが、なぜこうも昔の私のようにもうもく的な親が増えているのでしょうか。

このブログでは、その理由も考えていきたいと思います。

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